ソブリンCDSで各国のリスクを把握する
現在、世界でどのようなリスクがあるか把握しておくと、いざ暴落したときにパニックにならなくて良い。
各国のソブリンCDS(ソブリン・クレジット・デフォルト・スワップ)をみるとそれができる。
CDSとは債務不履行(デフォルト)が起こった時に、損失を補填する金融商品だ。
国債に対しての債務不履行の損失を補填するのがソブリンCDSで、ようするに世界中の投資家が「この国は破綻する可能性が高い」と考えていると、その国のソブリンCDSの価格(保証料率)が上昇する。
各国のソブリンCDSの保証料率はたとえば下記サイトなどで可視化されている。
http://www.worldgovernmentbonds.com/sovereign-cds/
これをみると2019年9月4日現在、ベネズエラ、アルゼンチン、パキスタン、トルコ、ウクライナのデフォルトリスクが高まっていることがわかる。
もちろん日頃から国際ニュースに目を通していれば把握できる範囲ではあるが、世界の投資家がそのニュースをどれくらいのリスクとして考えているのか数値化されているので世界情勢を客観的に把握できる。