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オプション戦略にアノマリーを組み込む

投資の世界にはアノマリーというものがある。

 

アノマリー(Anomaly)とは、現代ポートフォリオ理論や相場に関する理論の枠組みでは説明することができないものの、経験的に観測できるマーケットの規則性のことです。 アノマリーの代表的なものとして、「小型株効果」、「低PER効果」、「配当利回り効果」、「1月効果」などがあります。

 

引用:アノマリー 初めてでもわかりやすい用語集 SMBC日興証券

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/a/J0253.html

 

非科学的に感じるかもしれないが学術的にも古くから研究されていて、最近ではアノマリー行動経済学で説明できるという見解もある。

個人的には猜疑的な気持ちもあるが、多くの人がそのアノマリーを信じていたなら、そのアノマリーは相場に影響を与えるので利用できる可能性はあるし、行動経済学の説明で納得がいくアノマリーもある。

 

たとえば、「大統領選挙の前年は株高になりやすい」というアノマリーがあるが、これは選挙のために大統領がありとあらゆる景気対策を試みるから株高になるというもので、説明としては理にかなっている。

実際に2020年にアメリカ大統領選挙があるが、最近のダウ平均株価は史上最高値を更新していたりする。

 

今実践しているオプション戦略「アルデバラン」をベースにしてこれらのアノマリーの影響を加味した修正を加えれば、パフォーマンス向上が期待できる。

オプション戦略にアノマリーを組み込むことは、おそらくプロのデリバティブトレーダーは実践している人もいると思うが、書籍などで紹介されている例などは知らないので、それなりに貴重な試みになると思う。

 

有名なアノマリーだけでも結構あるのでそれらを片っ端から検証して、有用なものがあれば組み込んでパフォーマンスを評価したい。

 

下記の日本テクニカル分析大全は、テクニカル分析の手法が詳細に網羅的に書かれている大変優れた書籍だが、p622〜626にアノマリーの項目があったのでさっそく目を通した。

 

日本テクニカル分析大全

日本テクニカル分析大全

 

 

 

検証作業を始める前にパンローリングから出版されている下記の「アノマリー投資」などにも目を通しておこうと思う。

 

アノマリー投資 ――市場のサイクルは永遠なり (ウィザードブックシリーズ)

アノマリー投資 ――市場のサイクルは永遠なり (ウィザードブックシリーズ)

 

 

アノマリーの分析結果はこのブログで公開していく予定。